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賃金・年金・給付金の関係

▽高齢者の賃金と年金と高年齢雇用継続給付の関係労働者派遣とは

 

 60歳以上の高齢者の場合、賃金が下がっても、年金や高年齢雇用継続給付金を合計すると本人の収入はそれほど減らない、あるいは条件によっては賃金とこれらの公的給付の合計額が大きくなる場合もあることをご存知でしょうか?

 他方本人のためにと折角賃金を高めに設定しても、公的給付がカットされることになってしまい手取額はあまり増えないという場合もありりますので高齢者の賃金決定には一人一人と年金額の試算も含めたシミュレーションを行うことが必要です。

 

 高齢者が働きながら受け取ることが出来る在職老齢厚生年金の金額は、賃金、年金、高年齢雇用継続給付金等の条件によって複雑に決まります。

 

 60歳前の賃金が40万円だった方の60歳以降の賃金が20万円〜36万円に下がった場合の賃金と在職老齢年金と高年齢雇用継続給付の収入合計金額を、受け取ることが出来る老齢厚生年金の金額が月@10万円、A15万円、B20万円の高齢者に分けて、シミュレーションすると以下のようになります。ここでは単純化のため給与・年金の所得税・社会保険料控除前の数字を記載してあります。

 

▽高齢者の賃金と年金と高年齢雇用継続給付の関係労働者派遣とは

60歳台前半のシミュレーション@ 本来もらえる年金額が10万円のケース

賃金

在職老齢年金月額

高年齢雇用継続
給付金月額

収入合計

200,000

78,000

30,000

308,000

240,000

55,600

36,000

331,600

280,000

44,771

13,076

337,847

320,000

30,000

0

350,000

360,000

0

0

360,000


60歳台前半のシミュレーションA
本来もらえる年金額が15万円のケース

賃金

在職老齢年金月額

高年齢雇用継続
給付金月額

収入合計

200,000

103,000

30,000

338,000

240,000

80,600

36,000

356,600

280,000

69,771

13,076

362,847

320,000

55,000

0

375,000

360,000

35,000

0

395,000


60歳台前半のシミュレーションB
本来もらえる年金額が20万円のケース

賃金

在職老齢年金月額

高年齢雇用継続
給付金月額

収入合計

200,000

128,000

30,000

358,000

240,000

105,600

36,000

381,600

280,000

94,771

13,076

387,847

320,000

80,000

0

400,000

360,000

60,000

0

420,000


よくあるご質問
 在職老齢年金を加味した賃金設計を導入しようとすると、従業員の年金を会社が流用しているかのような印象を従業員に与えてしまうことがあります。

 在職老齢年金は給料が高かれば年金はもらえなくなってしまう仕組みですから、このような印象は正確ではありません。仕組みを良く説明した上で、在職老齢年金制度を利用しないのは会社にとっては損であることについて従業員の理解を得ることが重要です。

 高齢者の賃金設計を実際に導入するにあたっては、従業員への制度説明を含めた専門家によるコンサルティングが不可欠です。

 
 

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